健康・病気

年齢ごとに受けられる予防接種

子どもが受ける予防接種は、年齢に応じて決められており、日本では「定期接種(公費で無料)」と「任意接種(自己負担あり)」があります。以下に年齢ごとの予防接種スケジュールをわかりやすくまとめます。

年齢ごとに受けられる予防接種



子供がかかりやすい病気

子供がかかりやすい病気は、年齢や季節、環境によって異なりますが、以下のようなものがあります。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
病名の部分をクリックしていただくと、それぞれの病気について詳しく説明しています。


乳幼児(0〜3歳)がかかりやすい病気

風邪(急性上気道炎)

症状
鼻水、咳、発熱、くしゃみ
原因
ウイルス感染(ライノウイルス、RSウイルス など)
対策
手洗い・うがい、十分な栄養・水分補給

RSウイルス感染症

症状
鼻水、発熱、咳、ゼーゼーとした呼吸(喘鳴)
原因
RSウイルス(特に1歳未満の乳児が重症化しやすい)
対策
手洗い、マスク、感染者との接触を避ける

突発性発疹

症状
高熱(3〜4日続く)、解熱後に赤い発疹
原因
ヒトヘルペスウイルス6・7型
対策
特に予防策なし(自然に治る)

急性中耳炎

症状
耳の痛み、発熱、耳だれ、機嫌が悪い
原因
風邪や鼻炎から細菌感染
対策
鼻をすすらない、風邪の予防


幼児・保育園・幼稚園(3〜6歳)がかかりやすい病気

インフルエンザ

症状
高熱、関節痛、のどの痛み、咳
原因
インフルエンザウイルス(A型・B型)
対策
ワクチン接種、手洗い・うがい、マスク着用

手足口病

症状
口の中、手、足に水疱(痛みを伴う)
原因
コクサッキーウイルス、エンテロウイルス
対策
手洗い、タオルの共用を避ける

溶連菌感染症

症状
高熱、のどの痛み、発疹、イチゴ舌(舌が赤くなる)
原因
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)
対策
手洗い・うがい、抗生物質の服用(医師の指示に従う)

水ぼうそう(水痘)

症状
発熱、水疱、かゆみ
原因
水痘・帯状疱疹ウイルス
対策
ワクチン接種(1歳以降)


小学生以上(6歳〜)がかかりやすい病気

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

症状
耳の下(耳下腺)が腫れて痛む、発熱
原因
ムンプスウイルス
対策
予防接種(任意接種)

りんご病(伝染性紅斑)

症状
頬が赤くなる(りんごのような発疹)、微熱
原因
ヒトパルボウイルスB19
対策
手洗い、咳エチケット


アデノウイルス感染症(プール熱)

症状
高熱、のどの痛み、目の充血
原因
アデノウイルス
対策
手洗い、タオルの共用を避ける


季節ごとに流行する病気

季節流行しやすい病気
春(3〜5月)インフルエンザ、溶連菌、花粉症
夏(6〜8月)手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱
秋(9〜11月)RSウイルス感染症、りんご病
冬(12〜2月)インフルエンザ、ノロウイルス、風邪