年齢ごとに受けられる予防接種について

子どもが受ける予防接種は、年齢に応じて決められており、日本では「定期接種(公費で無料)」と「任意接種(自己負担あり)」があります。以下に年齢ごとの予防接種スケジュールをわかりやすくまとめます。


0歳(生後すぐ〜11か月)

月齢ワクチン種類
生後すぐB型肝炎(1回目)
ロタウイルス(1回目)
ヒブ(Hib)(1回目)
小児用肺炎球菌(1回目)
四種混合(1回目)
定期
生後2か月同上(2回目)定期
生後3〜4か月同上(3回目)定期
生後5〜6か月B型肝炎(3回目)
ロタウイルス(完了)
定期
生後6か月〜インフルエンザ
(1回目・2回目)※秋〜冬
任意


1歳〜1歳6か月

年齢ワクチン種類
1歳MR(麻しん・風しん)
水痘(みずぼうそう)
おたふくかぜ(任意)
ヒブ(追加)
小児肺炎球菌(追加)
MR・水痘・ヒブ・肺炎球菌:定期
おたふくかぜ:任意
1歳6か月四種混合(追加)
日本脳炎(1回目・2回目)
定期


3歳〜6歳(就学前)

年齢ワクチン種類
3歳日本脳炎(追加:3回目)定期
4〜5歳インフルエンザ(毎年)任意
5〜6歳MR(2回目)
おたふくかぜ(2回目・任意)
MR:定期
おたふくかぜ:任意


小学生〜中学生

年齢ワクチン種類
小学6年(11〜12歳)二種混合(DT)定期
中学1年生HPV(子宮頸がん)
※女子、現在男子も一部自治体で開始
定期
毎年秋冬インフルエンザ任意



ワクチンの種類一覧(定期接種)

ワクチン名予防できる病気
B型肝炎肝炎ウイルス感染症
ロタウイルス胃腸炎・嘔吐下痢症
ヒブ(Hib)細菌性髄膜炎など
肺炎球菌肺炎・中耳炎・敗血症など
四種混合(DPT-IPV)ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ
MR(麻しん・風しん)はしか・風しん
水痘みずぼうそう
日本脳炎脳炎(蚊が媒介)
二種混合(DT)ジフテリア・破傷風
HPV(ヒトパピローマウイルス)子宮頸がんなど



  • 定期接種は スケジュール通り接種 すれば無料(自治体により異なる)。
  • 任意接種(おたふくかぜ、インフルエンザなど)も かかりやすい病気なので推奨
  • 接種時期を逃さないように 母子手帳・自治体からの案内を確認 しましょう。