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下の前歯がちょこんと見えてきた!うれしいけど…歯みがきっていつから、どうやって始めればいいんだろう?
赤ちゃんに初めての歯が見えてくると、うれしい反面「もう歯みがきが必要?」「歯みがき粉は使っていいの?」と迷うパパ・ママも多いはず。11月8日は「い(1)い(1)歯(8)」の語呂合わせで日本歯科医師会が定めた「いい歯の日」。家族で歯のケアを見直すよいきっかけです。
この記事では、歯科の学会や消費者庁などの公表資料をもとに、赤ちゃんの歯みがきを始める時期、仕上げみがきのコツ、フッ素入り歯みがき剤の量の目安、そして歯ブラシによる「のど突き事故」の防ぎ方をまとめました。
- 歯みがきはいつから始める?
- 月齢・年齢別の歯みがきの進め方
- 仕上げみがきの4つのコツ
- フッ素入り歯みがき剤の量の目安
- 歯ブラシののど突き事故に注意
- 歯みがきに役立つアイテム
赤ちゃんの歯みがきはいつから始める?
乳歯が生え始める時期は個人差が大きいものの、生後6〜9か月ごろに下の前歯から見えてくる赤ちゃんが多いといわれます。歯みがきの準備は、じつは歯が生える前から始められます。
自治体の歯科保健の資料でも、歯が生える前は口のまわりや歯ぐきに触れて、口に触られることに慣れていくところから始めることがすすめられています。いきなり歯ブラシを入れるより、抱っこしながら唇や頬をやさしく触る、ガーゼで歯ぐきをなでる、といったスキンシップから始めると嫌がりにくくなります。
月齢・年齢別の歯みがきの進め方
歯が生える前〜前歯が生えたころ(0〜1歳ごろ)
口まわりを触ることに慣れる時期。歯が生えたら、ガーゼや赤ちゃん用歯ブラシでやさしく汚れをぬぐうことから始めます。授乳や離乳食のあと、機嫌のよいタイミングを選ぶとスムーズです。
1〜2歳ごろ
前歯に続いて奥歯も生えてくる時期。1歳を過ぎたら保護者による仕上げみがきが大切になります。子どもが自分で歯ブラシを持ちたがったら、まずは「自分でみがく練習」として持たせ、そのあとに大人が仕上げをする流れがおすすめです。
3歳ごろ〜
3歳ごろには乳歯20本が生えそろい、自分で上手にみがけるようになってきます。それでも、子どもだけでは奥歯のみぞや歯と歯の間まで十分にはみがけません。仕上げみがきは続けましょう。
仕上げみがきの4つのコツ

1. ひざに頭をのせて「寝かせみがき」
大人が床に座り、子どもの頭をひざの上にのせてあお向けにすると、口の中がよく見えてみがきやすくなります。明るい場所で行いましょう。
2. えんぴつ持ちで、やさしく小刻みに
歯ブラシはえんぴつを持つように軽く握り、力を入れすぎずに小刻みに動かすのがコツ。ゴシゴシ強くこすると痛がって歯みがき嫌いの原因になることもあります。
3. 上の前歯は「唇のスジ」に注意
上の前歯の歯ぐきの真ん中には、上唇とつながるスジ(上唇小帯)があります。ここに歯ブラシが当たると痛いので、人さし指で上唇を軽く持ち上げてスジをガードしながらみがきましょう。
4. 奥歯のみぞ・歯と歯の間も忘れずに
奥歯の噛み合わせのみぞや、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目は汚れが残りやすい場所です。歯と歯がくっついている部分は、子ども用のデンタルフロスを使うのも一つの方法です。

毎晩泣かれて大変…という日もあるよね。そんな日は短時間で切り上げてOK!歌を歌ったり、「ピカピカになったね」と声をかけたりして、楽しい時間にしていこう。
フッ素入り歯みがき剤はいつから?量の目安

むし歯予防に役立つフッ化物(フッ素)入りの歯みがき剤。2023年に日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会が、年齢ごとの使い方の目安を示しています。
- 歯が生えてから2歳:米粒程度(1〜2mm)、フッ素濃度900〜1000ppm。みがいたあとはティッシュなどで軽くふき取ってもよい
- 3〜5歳:グリーンピース程度(約5mm)、フッ素濃度900〜1000ppm。みがいたら軽く吐き出し、うがいは少量の水で1回程度
- 6歳〜:歯ブラシ全体(1.5〜2cm)、フッ素濃度1400〜1500ppm
ポイントは、歯が生えたら「ごく少量」から使ってよいことと、うがいをしすぎないこと。歯みがき剤のフッ素濃度はパッケージに「〇〇ppmF」などと書かれているので、購入時に確認しましょう。
歯ブラシの「のど突き事故」に注意

消費者庁は、歯ブラシをくわえたまま転んだりぶつかったりしてのどを突く事故への注意を呼びかけています。東京消防庁管内では、令和4年までの5年間で5歳以下の子ども182人が歯ブラシによるけがで救急搬送されており、特に1〜2歳に多いとされています。中には入院や全身麻酔での処置が必要になったケースもあります。
事故を防ぐ3つのポイント
- 床に座らせてみがく:歩きながら、ソファや椅子の上、寝転んだままの歯みがきは避けましょう
- 終わるまで大人がそばで見守る:きょうだいがぶつからないよう、まわりにも声をかけて
- のど突き対策のある子ども用歯ブラシを選ぶ:のどの奥まで入りにくいストッパー付きや、柄が曲がるタイプなど。対象年齢を確認し、使う前に壊れていないか点検を。仕上げみがき用とは使い分けます
赤ちゃんの歯みがきに役立つアイテム
歯みがきを始めるときに用意しておくと便利なアイテムを紹介します。対象月齢や仕様は商品ごとに異なるので、パッケージやメーカーの説明を確認して選んでください。
はじめての1本に
赤ちゃん用の乳歯ブラシ(段階別セット)
月齢に合わせてブラシの形が変わる段階別のセットもあり、歯みがきに慣れる練習に使いやすいアイテム。対象月齢とのど突き対策の有無をパッケージで確認しましょう。
のど突き対策
ストッパー付き・のど突き防止 子ども用歯ブラシ
のどの奥まで入りにくいストッパーやプレートが付いたタイプ、力がかかると柄が曲がるタイプなどがあります。それでも事故がゼロになるわけではないので、座ってみがく・見守るは必ずセットで。
低年齢向け
フッ素入りの子ども用歯みがき剤
ジェルや泡など、うがいが上手にできない時期でも使いやすいタイプがあります。フッ素濃度(ppmF)と対象年齢を確認し、年齢に合った量を守って使いましょう。
※価格や在庫、パッケージの仕様は変わることがあります。最新の情報はリンク先でご確認ください。
まとめ:いい歯の日をきっかけに、親子で歯みがき習慣を
- 歯が生える前から口まわりを触って慣らす。歯が生えたら歯みがきスタート
- 1歳を過ぎたら仕上げみがきが大切。3歳以降も続けよう
- 仕上げは寝かせみがき・えんぴつ持ち・上唇のスジをガード
- フッ素入り歯みがき剤は歯が生えたら米粒程度、3〜5歳はグリーンピース程度
- 歯ブラシは床に座って、大人が見守りながら。のど突き対策のある歯ブラシも検討を

最初は嫌がっても、毎日続けるうちにだんだん慣れてくるはず。気になることは健診やかかりつけの歯科で相談しながら、親子で楽しく歯みがきしていこうね♪
参考:日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会「4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」(2023年)、消費者庁「子どもの歯ブラシによる喉突き事故に注意」、神戸市の乳幼児の歯みがきに関する案内、日本歯科医師会「いい歯の日」に関する公表資料(2026年10月時点)



